【スタッドレスタイヤ徹底ガイド'07】安定感ある頼もしい走り…トーヨータイヤ ガリットG4

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『ガリットG4』はフルタイム4WDのスバル『レガシィ』に履いて試した。雪道やアイスバーンでは4WDは心強いが、ガリットG4との組み合わせで走ると安心感と信頼感が加わり、冬道での安全走行に余裕をもって対処できそうに思えた。

日中の雪道は表面が少しソフトでややザクザクした感じになるが、そんなところでの発進では滑るようすもなく簡単に走り出した。試しに少し強くアクセルペダルを踏み込んで発進してみたが、ホイールスピンは気が付かないほど最小限で滑りやすい路面を走っているのを忘れそうだ。

じつはフルタイム4WDの落とし穴はここにある。ドライバーは路面をよく見て正しい状況判断して運転しなくてはならない。とはいってもアイスバーンでのブレーキングをチェックしたら、ガリットG4はここでもよい性能だったので安心した。

ガリットG4は、ドライバーがアイスバーンを発見して、ブレーキを掛けたときにきちんとした制動感をドライバーに伝えてくるのだ。比較的速いスピードのときにも減速感をもたらしてくれるし、また氷上路面では減速して停まりそうなときになかなか停まらないケースがあるが、ガリットG4は停車直前のフィーリングもググッとしたグリップを感じ取れ、安心だった。

雪道のコーナリングはレガシィがもつクイックなハンドル応答性そのものではないが、逆に安定感が高く落ち着いた反応で一般的なドライビングをするにはちょうどよい程度で扱いやすかった。

滑りやすい路面ではハンドルのシャープさよりも遅れなくスムーズに反応してくれるほうがありがたいが、まさにこのレガシィとガリットG4の組み合わせはそのスムーズさを備えていてよかった。これは前後のグリップバランスで決まってくる面があるが、ややリヤが強めで走行中の安定感が高く、滑りやすい路面でも誰でも安心して走ることができそうな印象だ。

ドライ路面でも雪道と同じで応答性のシャープさは狙っていないようだ。でもワインディングロードを走っても苦もなく楽しめる感じだ。通常の夏タイヤとはグリップレベルが違うから同列には比べられないが、スタッドレスとしては腰がしっかりしていて走りやすかった。ハンドルを切っていったときにもヨレヨレ感がなくよく踏ん張るのだ。コーナリング中もスキール音が早いわけではなく、普通の流れの中ではごく普通に走ることができる。

ガリットG4は秋になって早めに履いても、また春になって遅くまで履いていてもドライグリップがしっかりしているから、スタッドレスタイヤを履いていることがあまり苦に感じないタイヤだろう。

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《こもだきよし》

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