日産はロサンゼルスモーターショーで 2009年モデル 『ムラーノ』を発表する。08年前半に市販が開始する第2世代のムラーノは、全体のデザインをシェイプアップしつつもオリジナルのイメージ、サイズ、パワーを残す。
「洗練された」とも「やや平凡になった」とも取れるエクステリアデザインだ。新たに20インチホイール装着のオプションなどをつけ、日産では「ビジネスクラスの車」と高級感を強調している。
インテリアも、質感がぐっとアップした。標準装備としてプッシュボタン式スタートシステムが採用された他、オプションにはインテリジェントキー、ボーズ製オーディオシステム、DVDナビゲーションシステム、9.3GB音楽ハードドライブなどが用意されている。また、「LE」グレードには『iPod』コネクターキットが標準装備となる。オプションでウッド、アルミトリムも選ぶことができる。
ただしエンジンは3.5リットルV6のみで、ボディサイズに比較してややパワー不足、という批評は避けられそうにない。
個性的なクロスオーバーとしてニッチマーケットで人気を博したムラーノのモデルチェンジは、市場でどう評価されるのだろうか。