ホンダが18日発表した新型『フィット』、東京の発表会場には初代の『N360』や『シビック』『シティ』などが展示され、それぞれの時代でスモールカーの新境地を拓いたことを訴えた。
福井威夫社長は「その時代のもてる技術を凝縮し、マンマキシマム・メカミニマム(MM)の考え方でお客様に新たな価値を提供してきた。MM思想はホンダの歴史そのものでもある」と解説した。
初代フィットは6年間で世界販売200万台(今年6月)を達成、福井社長は「まさに『良品に国境なし』を証明した」と、本田宗一郎氏の語録も引き合いに出して実績をアピール。
ホンダの世界販売の約1割を占めるモデルだけに、新型車は「デザインやパッケージング、環境性能、安全・安心技術などをすべて(初代より)高い次元で融合させた自信作」と、いつになく力を込めていた。