豊富な機能と使いやすいUI。万人向けでお得感の高いナビゲーションサービス
ナビゲーションを構成するあらゆるデータが古くならず、渋滞・運行情報や天候などリアルタイム情報が盛り込まれ、タイムリーなイベント情報まで用意されている。そんな夢のようなナビゲーションシステムが、すでに掌の中に存在する。GPS携帯電話を使ったトータルナビゲーションサービス「NAVITIME(以下ナビタイム)」である。
クルマ+公共交通。目的地まで“トータルナビ”
ナビタイムの特徴は、“単なるカーナビ”ではないことだ。基本コンセプトは、出発地(現在地)から目的地まで、あらゆる交通手段を網羅した“トータルナビ”であり、クルマ向けの助手席ナビゲーション機能は選択肢のひとつという位置づけ。道路状況と公共交通利用時の乗り換え案内情報を比較して、「クルマで行くか、電車で行くか」を決めるといった使い方もできる。また、歩行者ナビゲーション機能も用意されているので、「駐車場や駅から歩いて目的地まで行く」といったシーンでも、きちんと目的地まで案内してくれる。このような使い方ができるのは、ケータイナビならではだろう。
クルマ向けのサービスは、パッセンジャー向けのナビサービス「ドライブサポーター」を軸に、「駐車場検索」「道路交通情報」「渋滞マップ」など複数が用意されている。
ドライブサポーターは一般的なカーナビと同じく、施設名や住所、電話番号などで目的地を探し、そこまで誘導するというものだが、携帯電話の通信機能が使える利をいかして、オンデマンドVICSを用いた"渋滞考慮"の回避ルートが最初から利用できる。さらに目的地付近のリアルタイム天気情報や、一部の駐車場では満車・空車情報も表示される。カーナビ+テレマティクスの機能が、携帯電話で実現されているのだ。さらに施設情報などカーナビ関連のデータベースがすべてサーバー上にあるため、「地図や施設情報が古くならない」のもポイントだろう。