三菱自動車は14日、同社が保有するジヤトコの株式の一部を、スズキに譲渡すると発表した。スズキの資本参加により、ジヤトコとスズキとの取引関係が安定化することを狙いとしている。
ジヤトコは、日産自動車が82%、三菱自動車が18%を出資する変速機メーカー。今回、三菱が保有する18%分のうちの一部をスズキに譲渡する。ジヤトコの取引先の一つであるスズキが株主となることにより、スズキ向け取引の供給関係が安定化し、ジヤトコの経営基盤が強化されるとしている。
三菱は譲渡益の約20億円を今期決算の特別利益として計上する。