フォルクスワーゲングループジャパンは19日、スーパーチャージャーとターボチャージャー、ふたつの過給器を装備する1.4リットルツインチャージャーエンジンを搭載した新型『ゴルフGT TSI』を発表した。
車両価格は2.0リットル自然吸気の「GT」より3万円高い305万円で、発売開始は2月6日。正規ディーラーでは2月10日から12日までの3日間、発売フェアが行われる。
エンジンは排気量こそ2.0リットルから1.4リットルに減少したものの、エンジンパワーは大幅に引き上げられ、動力性能は0km/h発進、中間加速、最大巡航速度など全項目で大幅アップ。その一方で、昨今のクルマ選びの重要な指標となっている燃費性能についても向上が図られている。10・15モード燃費は14.0km/リットルだ。
エンジンをコンパクトに作ることは、省エネルギー上きわめて有効な手段であることから、欧州では昨今、省燃費と高出力を両立させたストイキ(ストイキオメトリー=理論空燃費)ターボが脚光を浴びている。
欧州では05年末にデビューを果たした新1.4リットルTSIエンジンは、ストイキターボモデル群のなかでもかなり新しい部類に入るもので、それだけに性能にも期待が持てる。小排気量・高過給圧という新コンセプトのゴルフGT FSIは、日本の市場に新たなトレンドをもたらすことができるか!?