自動車交通局環境課が07年騒音規制を強化

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自動車騒音に対する苦情が絶えないことから、国土交通省自動車交通局技術安全部は、規制の対象を広げた新たな騒音規制強化に乗り出す。27日、その概要が示された。

予定される省令の変更点は、型式指定の対象にマフラー(消音器)を追加するという単純なものだが、これによって近接排気騒音(アイドリング中の騒音)に加えて、走行中の車両全体の騒音を図る加速走行騒音や定常走行騒音(いずれも走行中の車両の騒音)の基準値内適合を求めることができる。

07年騒音規制強化の狙いは、マフラーという部品に対する騒音規制を求めながら、少量流通で型式指定を受けていなかった車両に対して、型式指定の制度を迫る狙いがある。

交換マフラーを製造する部品メーカーだけでなく、四輪車の輸入車の一部やすべての二輪輸入車、また二輪逆輸入車などが規制対象となり、新たな対応を迫られる。

同部環境課は、道路運送車両法施行規則など省令改正を、07年7月に予定している。同課は、現在、パブリックコメントを求めている。

環境課パブコメURL
http://www.mlit.go.jp/pubcom/06/pubcomt155_.html

《中島みなみ》

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