事故を起こしたBBC『トップギア』の司会者が手記を発表

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9月下旬にBBC(英国国営放送)の自動車情報番組『トップギア』(TopGear)の撮影中に事故を起こして入院していたチャード・ハモンド(Richard Hammond)さんが、イギリスの新聞に手記を発表した。

ハモンドさんは、5000bhpのジェットエンジンを搭載したレースカーで460km/hのスピードを出している際に、横転事故を起こした。ハモンドさんは手記の中で、「気がついたらひっくり返っていてた。頭が地面にめり込んで、泥を吸い込んでいた」と、その時の様子を振り返った。

医師の診断によると、脳が腫れていたものの幸いにして手術の必要は無かったという。「生きるか死ぬかの確率は五分五分だった。死んでいたかもしれないと思うと、自分の運の良さを実感している」。しかし、事故直後に意識を失い、2日後に目を覚ました時は、記憶の混乱やパニックを起こしていたという。「まるで4歳の子供に戻ったようだった。だから、レゴで遊ぶことが、いいリハビリになったよ」。

当初は15カ月の入院が必要と医師に言われたハモンドさんだが、順調に快復に向かっており、事故後5週間で退院できた。また、ハモンドさんの事故の模様は、BBC『トップギア』で放送することが決定。BBCからハモンドさんに200万ポンド(4億4000万円)の放映料が支払われることになり、まさに「けがの功名」と言える。

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