【三菱 パジェロ 新型発表】音圧でシートも共鳴するサウンド

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三菱自動車は4日、新型『パジェロ』を発表した。パジェロと言えば、猛々しいパワーを持ち、超過酷な使用環境にも耐えうるクルマのイメージだが、音響システムもまた、超ド級の音を奏でる。

その音響システムとは、「ロックフォード・アコースティック・デザイン・プレミアムサウンドシステム」。北米のロックフォード社と共同でパジェロ専用に開発し、チューニングして搭載した。

このオーディオシステムを担当した、同社技術開発本部電子技術部(電子設計担当)の五味淳史氏によると、パワーアンプの最大出力は860W、スピーカーは車内12箇所に配置、ドルビープロロジックII、ドルビーデジタル/dts対応の5.1ch構成とした。

車内で戦闘機が飛び交うDVD映画をデモ鑑賞したが、その音響はさながら映画館にいるかのよう。シートが、顔に当たる空気が、振動しているのがはっきり分かる。五味氏によれば、迫力を増すために振動を加えるような仕掛けは何も施しておらず、アンプの音圧が空気を振動させ、揺れがシートに伝播するのだと言う。

乗員の着座位置に応じて、「ファーストシート」、「セカンドシート」、「オールシート」の3モードを選択出来る。友人を呼び、「パジェロ」で映画鑑賞会と言うのも、音に関しては映画館に比べて、全く迫力負けはしないように思えた。

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