2006年プラモデル・ラジコンショーが21(土)、22(日)に千葉市幕張メッセで開催される。タミヤが出品するRCカー、ポルシェ『934』は同社のRC発売30周年を記念するモデルだ。
1976年に発売された934はタミヤの本格的なRCカー第一弾としてプラモデルの部品をベースにして作られたもので、同社のRC市場進出のきっかけになったモデル。サイズも現行製品より大きく、乾電池駆動だった。
30周年にあたって、同じモチーフで現在の最先端の技術を用いて作ったのが今回発表された記念モデルの、「ポルシェ934ターボ」だ。
タミヤ広報宣伝課の山本暁さんによると「従来のレーシングカーのRCは共通のシャーシありきでそれに合わせる形でそれぞれのボディを作っていた。今回のモデルはまずポルシェのデザインありきで、それに合ったシャーシを専用設計した。中身も、RC世界選手権でのノウハウをそのまま投入しアルミやカーボンの削りだしのパーツを使用している」という。
ボディもかつてのプラスチックからポリカーボネート製になった。「ポリカーボネートとは言えプラのボディに負けないデティールの作り込みをしている。ここはタミヤの得意としている部分だ」。
いっぽう現在のRCカーは出荷の際のパッケージが工夫され、コンパクトになっている。しかし新発売の934ターボは開けるとボディやパーツなどが並んで見える大きな箱。「今回はあえて見栄えを取ってゴージャスなイメージにした。記念の限定モデルだけに、このまま取っておきたい、と思えるようなパッケージにした」と語る。
12月発売予定、予価は7万4800円。
会場には新旧の934が展示される。