イクリプスは16日、ドライブレコーダーとしては市販業界初の、映像のみでなく音声も録音出来る『DREC1000』が発表された。一定の衝撃をGセンサーで測定すると映像・音声を記録するが、作動感度は11段階で任意に設定出来る。
開発を担当した、富士通テン事業本部情報通信システム事業部システム技術部の上谷哲也氏によると、「DREC1000」のGセンサーの作動感度は、専用のビューアソフト(付属のCFカードに内蔵)を用いて、各ユーザのPC上で簡単に調節出来るようになっている。
標準感度を6とし、5から1までのマイナス5段階、7から11までのプラス5段階段階、合計11段階の範囲で任意に設定出来るという。
収録システムの作動条件は、誤作動を避けるため、G強度で2段階、大きなクラッシュ事故と、小さな接触事故を想定し、それぞれ、何十ミリ秒という時間単位で衝撃が継続した場合に限り作動するよう、慎重に開発したそうだ。
なおドライブレコーダーとは、簡単に言えば、飛行機の“フライトレコーダー”のような役割を担う装置だが、ドライブレコーダーのモジュールはフライトレコーダーほど衝撃には強くないとのこと。