トヨタ自動車の渡辺捷昭社長は、カローラのフルモデルチェンジの発表記者会見で、カローラを『カローラ・アクシオ』としたことについて「カローラを残しながら『価値あるもの』を加えて、さらにブランド力を高めたかった」と説明した。
カローラは、トヨタの日本のモータリゼーションを支えてきた看板車種で、同社にとって思い入れも深い。今回、発売から40年目に初めて、セダンタイプをカローラからカローラ・アクシオにしたことについて、新型車が「思い切って新しい価値を備えて、大きくモデルを変えたため」としている。アクシオはギリシア語の造語で「新たな魅力・価値」などの意味。
国内モータリゼーションを支えた大衆モデルは、日産の『サニー』やマツダの『ファミリア』など、すでにほとんどが名前が消えており、残すはカローラぐらいとなっている。今回、アクシオが入ったことから、将来的にカローラの車名が消滅する可能性が高まったとの見方も。