日産自動車は25日、2007年3月期の第1四半期(4−6月期)連結業績を発表、同期に北米での「QR25エンジン」不具合対策として230億円を引き当てたことを明らかにした。
同エンジンは2.5リットル4気筒の主力エンジン。米国の最量販セダン『アルティマ』のほか、『セントラ』の一部モデルに搭載している。オイルの消費が増え、最悪の場合はエンジンが停止するという不具合が発生、約9万7000台をリコールした。
このため、第2四半期以降に発生する対策費用として230億円を営業収支段階で計上した。業績への影響は第1四半期だけの「一時的なもので、(計算が)おかしくなければ第2四半期以降は出てこない」(田川丈二執行役員)という。