インフィニティ『G35』セダンは、先のデトロイトモーターショーで発表された「クーペ・コンセプト」から始まる「パフォーマンスとデザインの調和を目指した」次世代インフィニティデザインの先駆けとなる重責を担っての登場だ。
デザインを担当した日産自動車の長谷川浩チーフデザイナーによると、「デザインコンセプトは“ダイナミックなパフォーマンス感”と、パッション、エモーション、セダクティブ、セクシーなどのイメージをひっくるめた“モダン・ウォーム(温かみ)”」。
「デザイン面でのキーとなるのは、フロントからリアに変化しながら勢いよく流れるサイド(肩口)の面。FR車であることを強調させるため、キャビンを後方に持っていったのも特徴です。ボンネット中央からフェンダーエッジに向けて盛り上がったフォルムなど、力強さを打ち出した箇所などが、先代G35のイメージを継承している部分です」という。