バイクETCモニター走行、東名高速へ延伸したが…

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バイクETCモニター走行、東名高速へ延伸したが…
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バイクETC首都圏モニターの走行可能路線が、やっと拡大された。

中日本高速道路(高橋文雄社長)の発表によると、新たに走行可能になったのは、東名高速東京IC−厚木IC間の35kmだ。首都圏では、一般ユーザーが参加した試行運用が昨年より開始されたが、車載器を搭載しても、通行できるのは首都高速全線と、中央道(高井戸−八王子間)など一部の区間に限られていた。

しかし、これで課題が解決したわけではない。国交省と高速道路会社は、この春の本格運用を開始を目指していたが、その結果はようやく東名高速への延伸が実現しただけだ。全線で通行できる首都高速でもETC専用レーンは使用できず、混在レーンの通行が義務づけられている。全国利用ができないばかりか、ETCの根幹であるノンストップ・サービスですら不完全な状態にある。

こうした施策の不備は、ハイカの完全廃止を目前に、強い批判が噴出することはまちがない。ETCによるバイク割引制度について、見直しが必要な時期にきている。

《中島みなみ》

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