ダイハツ工業とトヨタ自動車は、新型コンパクトSUVを、ダイハツは『ビーゴ』でダイハツ販売店、トヨタは『ラッシュ』として全国のトヨペット店で17日から発売した。
新型車は、ベストコンパクトSUVを目指し、「タフ&カジュアル スポーツ・ユーティリティ・ワゴン」をテーマに開発した。両社の持つ車両企画力を結集した上で、コンパクトなクルマづくりのノウハウを活かしダイハツが開発・生産を担当し、『ラッシュ』はダイハツからトヨタへOEM供給するもの。
新型車は超ショートオーバーハングのプロポーションをベースに、ワイドで押し出し感の強いフロントバンパーやホイールフレアによりダイナミックなスタイルを表現した。インテリアは、SUVらしい骨太で厚みを感じさせる基本造形をベースに、各所にメタル調加飾を施すことで上質感とスポーティ感を演出した。
リヤシートを格納すれば755リットルのラゲッジスペースを実現する多彩なシートアレンジに加え、撥水フルファブリックシートやラゲージタイダウンフックなどアウトドアレジャー向けの装備を採用した。
メカニカルセンターデフロック付のフルタイム4WDシステムに加え、滑りやすい路面や雪道で威力を発揮する最新機能を採用したVSCを設定し、高いオフロード性能を実現した。高出力、高トルクな新開発1.5リッターエンジンを搭載したほか、軽量化とボディ剛性の強化を両立した新開発のビルトインラダーフレーム式モノコックボディの採用により、より快適な乗り心地を実現した。
販売目標はビーゴが月間500台、ラッシュが1500台。生産はダイハツ車体大分工場で生産する。
価格は159万6000円から195万3000円。