昨年登場して話題を呼んだ“iPodビデオ”=新型『iPod』。約2000本のミュージックビデオをダウンロードして楽しめ、将来はTV番組などのコンテンツ配信なども予定されているという。
既にiPodに収録した音楽ソースを車内で楽しむことは珍しくなくなってきており、iPod ビデオをカーAV機器で見たいとする希望がユーザーから出てきても不思議ではない。CESでこの機能に対応したシステムを参考出品したメーカーがアルパインとクラリオンだ。
いずれもプロトタイプであって、市販までには少し時間がかかりそうだが、映像の表示で多少荒れが見られたものの、7型サイズで見てもそう見にくいという印象はなかった。それどころか、映像が伴うことで音楽に臨場感が出て来るし、何よりも視覚に訴える効果は単純に音を聴くだけとは比較にならない。
ただ、クラリオンのモデルは音声/映像信号は対応するものの、この時のコントロールは本体からのみ行う。アルパインはコントロールまでも対応しているという。
音楽の次はビデオ映像にまで発展しそうなiPodとカーAVとの関係。今後もますます密接になっていくことは間違いなさそうである。