ヨーロッパのCセグメントは5ドアハッチバックが主流だ。『スポーツバック』は、『ランサー』後継として市販予定のCセグメント5ドアハッチバック予告であり、三菱自動車にとってはこのクラスの5ドアハッチバック導入は、ヨーロッパでは10年ぶりとなる。
日本、アメリカ、ロシアではセダンモデルの投入を予定しており、次期「ランエボ」のベースは4ドアセダンバージョンになるものと目されている。
スポーツバックの新開発Cセグメントプラットフォームは、2007年に登場する次期『アウトランダー』、次期『デリカ』とも共有しており従来型と比べ剛性が格段にアップ。全車に18インチホイールの装着が可能になる。
コンセプトモデルには200hp以上を発揮する新開発4気筒ガソリンエンジンを搭載しているが、モデルに応じて1.5リットル4気筒から3.5リットルV6までの搭載が可能になっている。
ドイツ、トレバーのスタジオでデザインを担当したデザイナー、オマー・ハリルホディッチ氏いわく、新型コンセプトのデザインイメージは「F16ジェット戦闘機のエアインテイク」。ギャランにも採用されているまっすぐ伸びたボンネットラインは、逆スラントノーズタイプ。「シャークノーズ」と呼ばれるフェイスラインは、今後の三菱のアグレッシブな個性を強調する「顔」となるものだ。