大阪府警は6月27日、合計27回の駐車違反摘発を受けながらも反則金の支払いを行わず、警察への出頭要請も無視したとして、大阪市住之江区内に在住する38歳の男を道路交通法違反容疑で逮捕した。
大阪府警では悪質違反者の取り締まりを強化しており、今回の摘発もその一環。
大阪府警・駐車対策課によると、道交法違反容疑(駐車違反)で逮捕されたのは、大阪市住之江区内に在住する38歳の男。
この男は自宅マンションの駐車場を契約せず、マンション前の道路にクルマを常に路上駐車させ、合計27回の違反取り締まりを受けていた。
男は反則金の支払いはもちろん、警察からの再三に渡る出頭要請もすべて無視。駐車違反標章(いわゆる“ワッカ”)のワイヤも切り、破棄していた疑いがもたれている。
大阪府警では悪質違反者に対して強制捜査の実施に踏み込むことを予告しているが、この男は公務員(大阪市職員)で、通勤にもクルマを利用し、恒常的に路上駐車を続けていることから、悪質性が高いと判断。逮捕に踏み切ったという。
取り調べに対し、男は「駐車違反ぐらいで逮捕されないと思っていたし、反則金を払うカネが無い」と供述。強制摘発の実施はニュースで見ていたらしく「自分のところにも来るんじゃないかとは思っていた」などと話しているようだ。
男の反則金総額は約40万円とのことだが、警察ではこれを一括で納付させる方針だ。