【ソニーXYZ777インタビュー】DNAは「トランスポータブル」

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ソニーのカーナビ『XYZ』シリーズの中で、最大の特徴となっているのが、先代「77」シリーズから採用された着脱可能なコンセプト「トランスポータブル」だ。

周知の通り着脱可能カーナビは、従来からポータブル型として存在したが、カーナビの形態として主流にならなかった。ソニーはなぜ、あえてトランスポータブルというスタイルを求めたのだろうか。

ソニーeビークル事業本部、商品企画部企画2課の庵祥子氏は次のように語る。

「XYZのトランスポータブルの基本にあるのは、『(カーナビを)外して家に持ち帰ること』と『PCと接続して使うこと』です。重要なのは、家のPCにあるコンテンツをクルマの中に持ち込むという点で、そのための着脱という考え方ですね」

従来のポータブルカーナビは、カーナビ機能やDVD再生機能をクルマの外に持ち出したり、複数のクルマでカーナビを共有するための「ポータブル」だった。しかし、XYZはPC連携が前提にあり、その点が当時の他社製カーナビと大きく違う。

「例えば音楽にしても、(昨年には)いろいろな楽しみ方が出てきていました。クルマに音楽CDやMDを持ち込む方法が一般的でしたが、PCでのリッピング利用も始まっていました。そういった新しいPC活用にあわせたカーナビのコンセプトが、XYZのトランスポータブルなのです」(庵氏)

このコンセプトは777シリーズでよりわかりやすくなった。777シリーズでは先代と違い、着脱できるのはHDDやシステム基盤を内包するコアユニットのみ。液晶画面は切り離される。

これでは「ポータブルカーナビ」としては成立しないが、PC連携とコンテンツ共有を狙いとする「トランスポータブル」のコンセプトとしては、よりスマートに進化したと言える。

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《神尾寿》

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