三菱自動車は、昨年5月の国土交通省から受けた警告書に対する最終報告書を提出した。
調査結果では、過去のリコール業務の対応について謝罪するとともに、2000年のリコール事件でも「指示改修(ヤミ改修)の徹底的な洗い出しを怠った」ことや、トラックのハブ問題では「出来れば市場措置(リコール)を回避できるような説明をつけたい意識があった」、クラッチハウジング事故は「トラック・バス部門が隠蔽してリコールを行わなかったことが直接の原因」とした。
その上で、こうした原因を「歴代の経営トップがリコール隠しを把握できる体制を構築しなかったこと。品質保証部門とともに、開発部門、生産部門、サービス部門にも責任がある」と説明している。