アウディ、スキージャンプ台をふたたび

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スキーのジャンプ台を登って行く『100CSクワトロ』……。1986年に放映されて大注目を集めたアウディのTVコマーシャルが、現行『A6クワトロ』によって再現された。3月5日よりヨーロッパ各国で放映されている。

クルマは335PSのV8を搭載した「A6 4.2クワトロ」。舞台はフィンランド、ヘルシンキの北480kmに位置する、前回と同じピトカウオリ・ジャンプ台。ただしこのジャンプ台は94年に閉鎖されており、CF撮影のために大改修が行なわれた。

A6は1速・4200rpm、約60km/hで80%勾配、言い換えれば37.5度の斜面をなんなく登り、ジャンパーのスタート地点に停止した。高低差47m。

ドライバーは開発ドライバーのウベ・ブレック。今回の撮影でなんと11回もジャンプ台を登ったが、撮影後、「勾配の最も急な地点でも、出そうと思えばもっと速度を出せた」と語っている。

実は撮影で最大の困難は、ジャンプ台を登り切ったクルマをそこに止めておくことだった。そのためアンダーボディに、滑走防止のスチールプレートが取り付けられた。

トランスミッションは、ギアチェンジの際のパワーロスを避けるため、1速に固定。タイヤは長さ6mmのスパイクをつけたラリータイプを履いた。これらのわずかな変更を除いて、撮影に使われたA6は市販仕様と同じである。

《高木啓》

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