気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2005年3月11日付
●ベルトせず走り出したら鳴り続け、車に警報装置、義務化、国交省(朝日・1面)
●ダイムラーと三菱自動車が和解、正式発表(朝日・12面)
●中古車不振 登録6.9%減2月、91年並み水準(朝日・13面)
●軽自動車に個性派続々、小型車との競争激化(毎日・8面)
●トヨタ、露工場計画を凍結、政府、大統領訪日に影響懸念(産経・1面)
●日産春闘、「成果賃金」移行原資拡大に転換(産経・1面)
●ダンス、ダンス、ダンス、ロボットと一緒、トヨタ館開館式、愛知万博(東京・8面)
●トヨタ、ロシア工場2007年稼動、サンクトペテルブルクに 150億投資、カムリ生産(日経・13面)
ひとくちコメント
トヨタ自動車が進出を検討してきたロシア工場の概要がほぼ固まったという。
きょうの日経によると、建設地はサンクトペテルブルク市で主力セダン『カムリ』を生産。年産5万台を目標に2007年に稼働するというもの。投資額は150億円程度を見込んでいるという。
一方、きょうの産経によると、「トヨタ、ロシア工場計画を凍結」と1面準トップで報じている。
凍結の理由は「ロシア側が地域振興のため、工場を各地に分散するよう要求したのに対し、トヨタは工場を集中させないと品質が保てないとして、調整がつかなかった」としている。
しかも、トヨタの計画凍結は「プーチン大統領の年内訪日断念につながりかねない」と、政治的な外交問題にも発展しかねないと報じている。
概要を明らかにした日経、凍結を報じた産経、信憑性の是非を含めてこの先の続報を注目したい。