ホンダから7日に発表された新型ミニバンの『エディックス』は、前後に3人掛けの2列シートを配置し、6人乗車を可能とした一風変わったパッケージングを採用している。
通常ミニバンは3列シートの7人乗りのクルマが多いが、あえて2列シートの6人乗りとしたメリットはどこにあるのだろうか。エディックスの開発責任者である、本田技研研究所 角田正明氏に話を聞いてみた。
「エディックスは単に多人数乗車のクルマを作るという発想ではなく、家族や友人達が楽しく移動することができる空間をつくるという考え方から開発が始まっています。そのひとつとしてフロントの3人掛けのベンチシートがありました」
「中央に子供を座らせて、親子3人が並んで移動する車内は、同じ風景を同じ目線で見ることができ、この上ない一体感を感じることができます。このようなフレンドリーにコミュニケーションの取れる車内は、2列シートのミニバンでは実現できない最大のメリットだと感じています」