メールマガジン、ひき逃げ犯の逮捕に貢献

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山口県警は4月30日、柳井署が発行するメールマガジンに寄せられた市民からの情報がきっかけとなり、軽傷ひき逃げ事件の容疑者を逮捕したことを明らかにした。配信した直後に情報提供があり、警察でもその効果に驚いている。

山口県警・柳井署によると、問題の事故は4月27日の午後4時ごろに発生している。柳井市古開作付近の国道188号線で、交差点で右折待ちをしていたタクシーに後続の軽自動車が追突した。この事故によって36歳のタクシー運転手の男性と、後部座席に乗っていた58歳の女性客の2人が打撲などの軽傷を負ったが、追突したクルマは現場からそのまま逃走した。

同署では目撃者の証言によって得た逃走車両と同一車種が付近で登録されていないかを調べるとともに、この情報を同署が発行するメールマガジン「白壁ポリスニュース」に掲載。4月28日の午後4時ごろから登録者に向けて配信した。

配信してから1時間ほど後、メールマガジンを読んだという大畠町内に住む男性から「同じクルマを見た」との情報が寄せられた。近くには事故を起こした車種と同一のものを所有する56歳の男が住んでおり、警察では物証を確認。この男を業務上過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で4月29日に逮捕した。男は容疑について「身に覚えがない」と否認しているという。

同署が容疑車両の特徴などをメールマガジンで配信するのは今回が初めてとなるが、スピーディに事件が解決したことについては「市民の方がメールマガジンを読んでくれて、ちゃんと活用されていることがわかった」と、意外な効果に驚いているようだ。

《石田真一》

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