フェラーリの輸入代理店のコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドは、V12気筒エンジンを搭載した新型2+2モデルの『612スカリエッティ』の受注を26日から受け付けると発表した。
612スカリエッティは、315km/h超の最高速度を可能とするスポーツカーながら、キャビンスペースの幅、高さを確保して4シーターとしての乗り心地を融合させた。ボディパネルとスペースフレームは、フェラーリの12気筒モデルとして初めてオールアルミ・スペースフレームを実現し、『456M』よりも大きなボディサイズながら車重1840kgと軽量化した。
エンジンは、新型65度V型12気筒DOHCユニットで、排気量は5748cc。最高出力は540psを発揮する。ロングホイールベース化などで、理想的なフロント・ミッドシップレイアウトとした。
価格は6速マニュアル・ギアボックスが2890万円、F1 Aタイプ・ギアボックス(セミオートマ)が2990万円。2004年の販売計画は30台。