日産自動車は、南アフリカ日産が生産したシングルキャブ・ピックアップトラックの『ハードボディ』を2005年から欧州、シンガポール、オーストラリア、ニュジーランド向けに輸出すると発表した。
生産拠点を世界規模で活用することで利益の拡大を目指す日産の中期計画日産180の一環としている。
南ア日産は、2005年から年間4600台のハードボディを欧州などの各市場に輸出する計画だ。南ア日産は昨年から、サハラ砂漠以南のアフリカ諸国に1トンピックアップトラックを輸出しているが、今回、輸出地域をグローバルに拡大、生産台数も大幅に増える。
今回の輸出開始で、南ア日産のピックアップトラックの生産台数は20%増となる見通し。輸出拡大は、グローバルな製造拠点をより効率的に活用することで南アや輸出先市場で利益拡大に貢献すると見ている。