仮ナンバーでパトカーとカーチェイス…男を逮捕

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仮ナンバーを付けたクルマでパトカーとのカーチェイスを繰り返し、故意に急ブレーキを使うなどして衝突事故を誘発、パトカーの乗員2名に重軽傷負わせたとして、警視庁は5日、八王子市内の中古車販売店に勤務する21歳の男を逮捕した。

公務執行妨害と道路運送車両法違反(無登録車両運行、仮ナンバーの返納義務違反)の容疑。この男が使用していたクルマに仮ナンバーを装着していた24歳の男も道路運送車両法違反で逮捕されている。

警視庁・交通捜査課の調べによると、問題の事件は今年6月23日の未明に発生している。6月22日の午後11時50分ごろ、警視庁第9方面自動車警ら隊のパトカーが八王子市椚田町付近をパトロールしていたところ、前部にナンバーを装着していない不審なクルマを発見。追跡を開始した。

クルマは停止命令に従わず、約4kmの区間を100km/h近い猛スピードで逃走。町田市相原付近の市道で車間を故意に詰めた直後、急ブレーキを使うなどした。追跡していたパトカーはこれを避けようとしてスピン。道路脇の街路樹に激突し、助手席に乗っていた40歳巡査部長は一時意識不明の重体となった。

容疑車両が仮ナンバーを装着していたことから、警察では該当の仮ナンバーを八王子市役所から借り出したまま返納していない中古車販売業者が事件に関連していると断定。8月下旬に強制捜査へ乗り出し、経営者ら5人を道路運送車両法違反容疑で逮捕した。

その後の調べで、強制捜査の際には店を欠勤していた21歳の男が関与していたことが明らかになり、5日に公務執行妨害と道路運送車両法違反容疑で逮捕した。男は容疑を大筋で認めているという。

《石田真一》

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