ホンダ『アコード』の『ドミノ倒しCM』が訴えられる

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ホンダ『アコード』の『ドミノ倒しCM』が訴えられる
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ホンダが4月よりイギリスで放映し、マスコミの注目を集めている『アコード』の部品を使用した“ドミノ倒しCM”が、「盗作だ」と訴えられていることがわかった。

28日づけの英ガーディアン紙によると、訴えているのは、ピーター・フィスチ氏とデイビッド・ウェイス氏の2人のスイス人芸術家で、ドミノ倒しのアイデアは、彼らが1987年に制作した映画ですでに用いられている、という。

ホンダのドミノ倒しCMは、広い部屋に配置されたアコードの部品が、次々とドミノ倒しのように倒れていって、最後にアコードが自動的に発進する、というもので、完全版の長さは2分にものぼる。

一見、CGで作成したかのように見えるが、すべて実際のアコードの部品を使用。さらに、うまく倒れた部分だけを後で編集したのではなく、最初から最後までを、一回で撮影している。最後までうまく倒れるまでに、5カ月にわたり、606回も撮影を繰り返したことがわかり、メディアの注目を集め「CM史上に残る傑作」との評価を集めていた。

ホンダは、2人からの訴えの手紙を受け取り、対応を検討している模様。ただ、『ドミノ倒し』というアイデア自体は、昔からあるものなので、2人の主張が通るかは微妙。

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