日産自動車と日産ディーゼル工業は19日、小型トラックの開発会社を共同で設立すると発表した。積載量1−2トンクラスを開発し、国内外で生産・販売する。日産は、新会社で開発する小型トラックを、中国などグローバル市場での中核商品に据える。
新会社は、日産が85%、日産ディーゼルが15%を出資し、資本金150億円で今秋に設立する。社長など新会社の詳細は未定。従業員は約140人とする予定。国内向けは、日産ディーゼルの上尾工場で、2006〜07年に生産を立ち上げ、日産は『アトラス』、日産ディーゼルは『コンドル』の現在のブランド名で販売する見通し。
両社は現在、積載量2−3クラスの小型トラックを、いすゞ自動車からOEM(相手先ブランドによる生産)供給を受けている。新会社の設立により、同クラスでのいすゞとのOEM関係は解消することになる。