三菱自動車は18日、東京都港区の新本社を会場に新型ミニバン『グランディス』の受注イベント「ファミリー・ドリーム・フェスティバル」を催したが、17−18日の全国受注台数は、目標の3000台を大きく上回る5018台に達した。TV回線を通じて、全国の受注者にお礼のメッセージを伝えたロルフ・エクロート社長も終始ご満悦だった。
三菱は、このイベントで手塚プロダクションと協力した「アトムチャリティー」も開催。1台の成約につき3000円をユニセフに寄付するもので、今回の受注による総額は1505万4000円にのぼった。三菱では今後も系列販売会社の店頭にチャリティーの募金箱を設置するなど、活動を続けることにしている。
グランディスは、月間3000台の販売目標を掲げているが、発表前から旧モデルである『シャリオ・グランディス』ユーザーへのアプローチを積極展開し、受注活動を盛り上げてきた。このため、目標の3000台を超えたとはいえ、5018台という数字は決して高いレベルではないともいえる。
昨年11月発売の『コルト』は、今年3月までの受注目標「5万台」を掲げながら未達となっただけに、三菱の国内再建の正念場はこれからだ。