【ホンダ『フィット・アリア』発表】タイ・アユタヤ工場の実力は相当のものだ

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【ホンダ『フィット・アリア』発表】タイ・アユタヤ工場の実力は相当のものだ
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今回発表された『フィット・アリア』は、ホンダがタイに持つ現地生産拠点「ホンダ・オートモービル・タイランド」のアユタヤ工場で全量が生産され、それが日本に輸入される。ホンダの吉野浩行社長はスピーチの際、「逆輸入車ではなく、輸入車だ」とこのアリアを紹介したが、タイを含むアジア圏では『シティ』の名で販売される。主要販売地域はアジアであり、日本はそのひとつに過ぎない…という理由もある。

タイ製、ということで気になる品質だが、これは日本で製造されるホンダ車と何ら変わらないと言ってもいいだろう。ホンダの栃木研究所で車体の開発を担当した菊地功一・主任研究員は「タイの工場設備を考え、何をどうやったら適切に製造できるのか開発段階から考慮を重ねた結果」と説明する。

タイのアユタヤ工場には自動生産ラインが一部にしかなく、ほとんどが手作業による組み上げとなる。「手作業で行う部分が多いからこそ“匠の技”が生かされている」と菊地さんは説明するが、タイの勤勉な国民性がアリア製造で求められる緻密な工程を難なくクリアさせてしまったようだ。

部品の現地調達率も70%を超えており、車体だけではなく、エンジン製造までもが一貫して行われている。「実際に乗っていただければ“どこで作られた”ということではなく、“これもホンダのクルマだ”ということがわかります」と菊地さんは言うが、今やそれほどまでにタイの生産技術は向上している。

《石田真一》

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