日産自動車は『サニー』や『プリメーラ』などで使用されている小型・中型クラスのシャシーなど、プラットフォーム(基本部分)を2002年までに完全に共通化、統合する方針を明らかにした。
日産は現行型『サニー』で「MSプラットフォーム」と呼ばれる新しいプラットフォームを導入した。先月から発売が開始された『ブルーバードシルフィ』にも、このプラットホームが使われているが、今後発売されるモデルも順次このタイプに切り替え、2002年度までに小型・中型車クラスは全てこれに切り替える予定だという。
導入の目的は開発費の低減と量産効果によるコスト削減で、日産で現在発売しているモデルのおよそ30%、16車種にこのプラットフォームが使用できるという。導入可能な全ての車種に採用された場合、単一のプラットフォームとしては最大規模の年間90万台規模になる。