ヤマハのフィッシングボートに操船支援システム「Y-FSH」搭載 トヨタと共同開発

ヤマハ DFR-36FB
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ヤマハ発動機株は、オフショア・フィッシングボート「DFRシリーズ」に新開発の操船支援システム「Y-FSH(ワイ・フィッシュ)」を採用したマイナーチェンジを行い、7月より順次発売することを発表した。

今回マイナーチェンジを受けるのは、フライングブリッジタイプの「DFR-36FB」、ハードトップタイプの「DFR-36HT」と「DFR-33」の3モデルだ。これらのモデルに搭載される「Y-FSH」は、トヨタ自動車と共同で開発されたインボード(船内機)艇専用の操船支援システムで、GPSとバウスラスター、エンジンを連携させることにより、アンカーを使用することなく船位を保持することが可能。また、流し釣りなどの際に船首を指定した方向に維持する機能も備えており、アンカーやスパンカーの使用を不要とし、ボートフィッシングをより快適にサポートする。

このほか、外観と内装の洗練化、人気の艤装品を含むオプションパッケージの設定、細部の変更などが行われている。

ヤマハ DFR-33ヤマハ DFR-33

「DFRシリーズ」は、VOLVO PENTA社製の高性能ディーゼルエンジンを搭載し、ヤマハ独自の船型とのマッチングにより、外洋航走性能を高次元で発揮する。特に「DFR-36」シリーズには、加速補助や旋回時のヒール補正、追い波時の安定性を自動制御する「ダイナミックトリムコントロールシステム」(Zipwake社製)が採用されている。

釣り機能性と快適性の両面においても、デッキレイアウトの工夫やキャビンの居住性能の向上など、アングラーの負担を軽減する設計が施されている。「Y-FSH」の採用により、従来必要だったスパンカーやアンカーローラーの設置が不要となり、釣りに使用できるスペースが拡大された。

DFRシリーズの価格は、4344万5006円(DFR-33 スタンダード)から。

《レスポンス編集部》

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