アルピーヌA110ベース、ザガート『AGTZツインテール』発表…ボディの長さが変えられる

ザガート AGTZ ツインテール
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イタリアのカロッツェリアのザガート(Zagato)は2月21日、『AGTZツインテール』をイタリア・ミラノで初公開した。

ザガートは1919年、イタリア・ミラノに設立された。航空機の機体開発から得た軽量設計ノウハウを生かし、1929年にアルファロメオ『6C 1750 GS』、1932年にアルファロメオ『8C 2300』など、数多くの名車を送り出してきた名門だ。アストンマーチンやマセラティとのコラボレーションでも、その名を世界に知らしめた。

AGTZツインテールは、ポーランドのスーパーカーディーラー「La Squadra」とザガートの提携により、開発されたモデルだ。コーチビルドならではの精巧なテクノロジーの新時代を標榜している。

AGTZツインテールのモチーフは、1968~1969年にルマン24時間耐久レースに参戦したアルピーヌ『A220』に求められた。ルマンでの勝利という高い目標を達成することはできなかったA220はその後、ロングテールを切り落とし、300mm短いショートテールデザインに変更された。そして、短距離レースやラリーに参戦し、表彰台に立っている。

AGTZツインテールは、アルピーヌ『A110』がベースだ。ダイナミックなデザインは、取り外し可能なリアボディによって、ロングテールとショートテールを切り替えることができる。限定19台を生産し、価格は税抜きで65万ユーロからだ。

《森脇稔》

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