スマート初の電動SUVクーペ「#3」、航続455km…受注をドイツで開始

スマート #3
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スマート・オートモービルは12月6日、EVでブランド初の電動SUVクーペ『スマート#3』の受注をドイツで開始した、と発表した。他の欧州市場でも、順次受注を開始する予定だ。

スマート#3のデザインは、最新のコネクティビティを維持しながら、メルセデスベンツのグローバルデザイン哲学をよりスポーティに解釈したものだ。シームレスで滑らかなラインとアスレチックな曲線によって構成され、空力性能を向上させることを目指している。

フロントでは、スリム化された「Cyber Sparks」LEDヘッドライトを、特長的な「シャークノーズ」とAデザインのワイドグリルと組み合わせた。ボディサイドでは、ツートーンのルーフが、引き締まった弓のようなラインと融合し、滑らかでスポーティなファストバックシルエットを生み出している。リアは、スポイラー、Cピラー、バンパー、フェンダーがモダンな曲面を作り出した。ピクセル化されたテールライトを装備している。

スマート#3では、パフォーマンスを向上させるために、高度なエアロダイナミクスを追求する。フロントには、「AGS(アクティブ・グリル・シャッター)」、エアカーテン、エアロホイールを採用する。リアには、ディフューザーとスポイラーを装備した。さらに、スマート#3には、エアロダイナミックミラー、隠されたドアハンドル、最適化されたアンダーボディがあり、前面空気抵抗を示すCd値は0.27になるという。

インテリアでは、コックピットのエアダクトを、タービンを連想させる円形デザインとし、スポーティさを追求した。ダッシュボードでは、12.8インチのセンタースクリーンを、高い位置に配置されたコンソールに組み込んでいる。

リアに積まれるモーターは最大出力272hp、最大トルク35kgmを発生し、後輪を駆動する。0~100km/h加速は5.8秒、最高速は180km/hだ。バッテリーは蓄電容量66kWhのリチウムニッケルコバルト。1回の充電で最大455kmの航続を可能にしている。バッテリーの充電は出力22kWのチャージャーでおよそ3時間。出力150kWの急速チャージャーを利用すれば、およそ30分で完了する、としている。

《森脇稔》

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