ロータス、905馬力の4ドアEVスポーツ『EMEYA』発表…0-100km/h加速に2.78秒

ロータス EMEYA
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ロータスカーズ(Lotus Cars)は9月7日、新型4ドアEVスポーツのロータス『EMEYA』を、米国ニューヨークでワールドプレミアした。


◆アクティブフロントグリルなどにより空力特性を追求

EMEYAは、ロータス初の4ドア・ハイパーGTを標榜する。最上位グレードには、最大出力905hp、最大トルク100.4kgmというハイパワーのデュアルモーターを搭載した。0~100km/h加速は2.78秒、最高速は256km/hの性能を発揮する。ロータスカーズは、世界最速の電動GTのひとつ、と自負する。

最大出力350kWのDC急速充電に対応する。およそ5分の充電で、150kmの航続に必要なバッテリー容量を充電できる。18分以内に、航続を最大値の80%まで高めることも可能だ。バッテリーは蓄電容量が102kWhとなる。

アクティブフロントグリル、リアディフューザー、リアスポイラーなどにより、空力特性を追求した。ロータスが「ハイパースタンス」と呼ぶ低重心設計と組み合わせられ、乗り心地とハンドリングの卓越性において、GTセグメントの新たな基準を打ち立てるという。

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◆55インチの投影型AR(拡張現実)ヘッドアップディスプレイ

ロータスが75年間培ってきたエンジニアリングとデザインにおけるノウハウに、最新の先進テクノロジーを融合させた。これにより、ロータスの走りとフィーリングの新たなベンチマークを設定する、と自負する。ロータスの「Electric Premium Architecture(EPA)」車台を導入した。地面に近い 「スケートボード」 デザインは、異なるバッテリーサイズ、モーター、コンポーネントレイアウト、異なる駆動技術に簡単に対応できるという。このプラットフォームが、今後のロータスのプレミアムライフスタイルパフォーマンスEVの基盤になる。

電子制御エアサスペンションシステムが搭載されている。高度なオンボードセンサーが1秒間に1000回、路面の状態を検知する。そして、最もスムーズな乗り心地を実現するために、サスペンションを自動的に調整する。

55インチの投影型AR(拡張現実)ヘッドアップディスプレイを使って、重要な情報に素早くアクセスすることができる。 リアルタイムの道路情報とナビゲーション、先進運転支援システム(ADAS)データを組み合わせ、ウインカー、障害物警告、車線逸脱、前方衝突警告、ブラインドスポットモニターを表示する。

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◆生産は2024年に開始する計画

二酸化炭素の排出量を削減するために、持続可能な方法で調達された素材を用いて設計されている。これには、PVDアルミニウム、アルカンターラ、ナッパレザー、ウルトラファブリックスPUだけでなく、アパレル製品から再利用された繊維から作られた新しい糸も含まれている。

すべての乗員が優れた音楽体験を楽しめるように、KEFと共同開発したオーディオシステムを用意した。スピーカーシステムは、音楽リスニングを新たなレベルへと押し上げる、と自負する。KEFの「Uni-Q」スピーカーデザインと「Uni-Core」省スペースサブウーファーエンクロージャー、そしてドルビーアトモス対応の3Dサラウンドサウンドが特長だ。

EMEYAは、2028年までにグローバル・パフォーマンス・ブランドになるというロータスカーズのビジョンの一部として、ラグジュアリーライフスタイルのEVラインナップのフラッグシップモデルとして加わる予定だ。生産は2024年に開始する計画、としている。

《森脇稔》

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