愛媛県の伊予鉄道は5月31日、国土交通省四国運輸局長に対して旅客運賃の上限変更認可申請を行なったと発表した。10月1日の実施を予定している。
同社では赤字転落を理由に2021年12月に鉄軌道の普通運賃を10円アップする改定を実施しているが、今回の改定はエネルギー価格の高騰や施設・車両の老朽化対策などを理由としている。
平均改定率は鉄道線が5%、軌道線が11.1%で、普通運賃は双方とも20円のアップに。鉄道線の最低運賃と軌道線の均一運賃はともに200円となる。
定期運賃は各区間の運賃を基に所定の計算式により変更するとしており、実施運賃は認可され次第発表される。