独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)は5月15日、北陸新幹線金沢~敦賀間のレールが5月27日に締結されると発表した。
同区間は2012年6月に着工した約125kmの路線で、2023年度末の完成へ向けて工事が進められており、2023年4月1日時点で、用地取得率は99%、土木工事着手率は100%となっている。
敦賀延伸工事では、2020年に敦賀駅駅部や加賀温泉~芦原温泉(あわらおんせん)間の加賀トンネル(5.463km)で工事の不調不落が発生。2658億円の事業費増加を余儀なくされ、開業が1年先送りされる事態となったが、今回、レールがすべて繋がることで、いよいよ仕上げの段階に入ることになる。
2014年5月24日に行なわれた北陸新幹線長野~金沢間レール締結式でのモーターカー出発の様子。