ITSジャパンは、米国ロサンゼルス市で開催されている「第28回ITS世界会議ロサンゼルス2022」において、「ジャパンパビリオン」を展示会場内に開設。開会式を終えた後、関係者を招いたテープカットを行い、4日間に渡る展示会場のオープンを宣言した。
「ジャパンパビリオン」は毎回、ITSジャパンが出展を募集し、共同で出展するもの。会場入口からほど近く、トヨタやデンソー、アイシンなども軒を連ねる一角にあることも手伝ってか、コロナ禍での開催とは思えない26企業・団体が出展。ジャパンパビリオンは今回も地元の北米を凌駕する圧倒的存在感を見せていた。
テープカットには衆議院議員で自由民主党 ITS推進・道路調査会長の山本有二氏と、同じくITS推進・道路調査会の事務局長の塚田一郎氏ら20名ほどが参加。コロナ禍での開催とあって、出展した企業・団体の代表者すべてが揃うことにはならなかったが、11時半、定刻を少し遅れて無事、テープカットは終了した。
挨拶に立った山本氏は「十数年前のITS世界会議はアイディアを模索する状況だったが、今は交通事故をなくそう、自動運転でより便利な未来を開こうという時代になった。私の故郷である高知県の四万十川上流で、8月には自動運転の実証実験を行うことができた。ITSの研究開発はまったなしの状況にある。関係者の今後の活躍を期待したい」と述べた。
塚田氏は「道路とITS技術の一体化を、法律などの環境整備を含めてバックアップしていくのが調査会の使命。ITS技術の推進を担っている各企業関係者と共に政府がその融合を一体となって取り組んでいくこと、これが道路の未来にとってきわめて重要だ。調査会としてはそのお手伝いをしっかり行い、世界をリードするITSを作っていきたい」と述べた。
出展した企業・団体は、経済産業省、国土交通省、総務省、在ロサンゼルス領事館、道路新産業開発機構、UTMS JAPAN、ITSサービス高度化機構、道路交通情報通信システムセンター(VICSセンター)、NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本、首都高、阪神高速、本州四国連絡高速道路、ITSフォーラム、キャビネットオフィス、JTEKT、KDDI、IHI、富士通、住友電工、NEC、OKI、DRM、PTV、ITSジャパン。
会場ではスタンプラリーを実施。ITSジャパンに出展した対象ブースでスタンプを3つ集めると、景品がもれなくもらえるキャンペーンも実施していた。
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