JR西日本の関西エリア、終夜運転に代わる臨時列車も中止

12月29日まで緊急事態の「レッドステージ」が延長される大阪府。JR西日本も年末年始の自粛に合わせるかのように、年明けの臨時列車運行を中止に。写真は大阪駅。
  • 12月29日まで緊急事態の「レッドステージ」が延長される大阪府。JR西日本も年末年始の自粛に合わせるかのように、年明けの臨時列車運行を中止に。写真は大阪駅。

JR西日本は12月15日、年明けに予定していた臨時列車運行を中止すると発表した。

同社では12月4日に関西エリアでの終夜運転中止を発表し、代替として元旦3時頃まで臨時列車を運行するとしていたが、「昨今の新型コロナウイルス感染症拡大の状況を鑑み」として、これも中止が決定した。

すでに大阪府では、「大阪モデル」と呼ばれる独自の警戒基準のうち、非常事態を意味する「レッドステージ」を12月29日まで継続するとしており、医療崩壊などを避けるためのさらなる行動自粛を呼び掛けている。

さらに菅義偉首相は12月14日、12月28日から2021年1月11日までのGo To トラベル一時中止を表明。12月15日までだった大阪市を発着する旅行への一時中止も延長されることになっており、流動が多くなる年末年始を警戒する流れになっている点も影響している模様だ。

JR西日本のほか、関西大手では阪急電鉄(阪急)、阪神電気鉄道(阪神)、南海電気鉄道(南海)が年明け後の終電延長や臨時列車の運行を予定しているものの、このようなことから今後の動向が注目される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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