JR東日本水戸支社は10月19日、かつて常磐線の特急で活躍していたE653系を、2019年春頃に水戸支社エリアの臨時列車として運行すると発表した。
E653系は、485系の置換えを図るために1997年10月から水戸支社のエリアとなる常磐線の特急『フレッシュひたち』へ投入された。流麗な車体と常磐線沿線の名所をモチーフにした5色のアクセントカラーが話題を呼び、1998年にはグッドデザイン賞を受賞している。
2013年3月に新鋭のE657系が投入されたことにより常磐線を離れ、同年9月から羽越本線の特急『いなほ』へ、2015年3月からは信越本線の特急『しらゆき』へ転用されていたが、水戸支社エリアで運行されるのは『いなほ』用の7両編成1本で、国鉄時代の485系『ひたち』をイメージした国鉄特急色に塗り替えられて登場する。