アウディ初の市販EV『e-tron』、量産第一号車がラインオフ…ただし、まだチラ見せ

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アウディのベルギー・ブリュッセル工場からラインオフしたe-tronの量産第一号車
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  • e-tronプロトタイプ
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アウディは9月3日、ブランド初の市販EVの『e-tron』(Audi e-tron)の量産第一号車がラインオフした、と発表した。

e-tronは、アウディのラグジュアリーモデルと同等のスペースと快適性を備えた電動SUV。5名の乗員とその荷物を積載することが可能。長距離ドライブに対応する航続と、幅広い充電方法を用意する実用性の高いEVとなる。

e-tronの駆動方式は、電動4WDの「クワトロ」。バッテリーはリチウムイオンで、蓄電容量は95kWhと大容量。この効果もあり、1回の充電での航続は欧州仕様の場合、最大で400km以上の性能を備える。またe-tronは、最大150kWで急速充電を行うことが可能。これにより、わずか30分以内に充電を行える。

アウディのベルギー・ブリュッセル工場から今回、e-tronの量産第一号車がラインオフ。同工場はe-tronの生産に備えて、車体プレス、塗装、組立ラインを改修。バッテリー工場も併設した。さらに、無人の自動運転の輸送システムが、e-tronのバッテリーを組立ラインに運ぶなど、最新の設備を導入する。

なお、アウディは9月17日、米国カリフォルニア州ロサンゼルスにおいて、e-tronのワールドプレミアを行う、としている。

《森脇稔》

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