KYBは6月28日、モリワキレーシングとスポンサー契約を締結、鈴鹿8時間耐久ロードレースより新たなスタートを切る「KYB MORIWAKI MOTUL RACING」へフロントフォークおよびリアクッションユニットの供給および技術支援サポートを行うと発表した。
KYB MORIWAKI MOTUL RACINGは、森脇護総監督のもと、高橋裕紀選手、清成龍一選手、ダン・リンフット選手の3名体制で鈴鹿8耐に「ホンダ CBR1000RR モリワキ改」で参戦する。
KYBが供給するフロントフォークは、軽量化と剛性の最適化に加え、新設計の減衰力カートリッジによりタイヤ性能を最大限に引き出すほか、インナーチューブ表面をDLC(Diamond Like Carbon)処理することでフリクションを低減。またリアクッションユニットは、フレーム、タイヤに最適化したオリジナル設計とした。
KYBとモリワキは、2008年度より開始したMotoGP/Moto2用モリワキオリジナルレーシングシャーシ「MD600」の開発時からともに戦ってきた間柄。今回、その協力体制を強固にすることで、鈴鹿8耐制覇を目指す。