欧州において、Cセグメントハッチバックのベンチマークとなっているのが、フォルクスワーゲン『ゴルフ』だ。BMWも例外ではなく、『1シリーズ』次期型はその牙城を崩すべく、徹底比較テストを行なっているという。
正面2ショットを見ると、ほぼ同じディメンションを持っていることが分かる。フロントマスクでは、ゴルフの存在感のあるヘッドライトに対し、薄くつり上がったヘッドライトや大口エアインテークが確認出来る。
リアビューを比較すると、ゴルフより傾斜したリアウインドウ、より大きなルーフスポイラーを装備するなど、よりスポーティーなエクステリアを特徴としている。
今回捉えた1シリーズのプロトタイプは、シングルエキゾーストパイプが装着され、比較車両がゴルフ「TDI」であることからも、新開発ディーゼルのテスト車両の可能性が高い。
1シリーズは次期型では、BMW伝統の「FR」からゴルフと同じ「FF」へ変更される。前輪駆動用「UKL」プラットフォームにより、ホイールベースが延長され、居住空間の向上が図られるはずだ。
パワートレインは『X1』から流用される、1.5リットル直列3気筒ガソリン、ディーゼルエンジン、2リットル直列4気筒ガソリンエンジンの他、PHVもラインナップされるだろう。
ワールドプレミアは2018年秋と予想されている。1シリーズ次期型はゴルフをどこまで追い詰めることが出来るのか、その実力が試されるモデルとなりそうだ。
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