VW、車車間通信を実用化…2019年から市販車に搭載へ

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VWの車車間通信のイメージ
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フォルクスワーゲンは6月30日、道路における交通安全を高める目的で車両同士が通信を行う車車間通信技術を、2019年から市販車に搭載すると発表した。

同社の車車間通信テクノロジーは、「pWLAN」と命名。異なる車両間および車両と交通インフラとの間をつなぐことにより、交通事故を減らす効果が期待されている。2019年以降に、現在の交通状況、事故およびその他の状況に関する情報を、車両間で共有することを可能にする。

システムの範囲内で、この新技術は潜在的な交通災害を識別することができる。例えば、緊急停止を行う車や、ブラックアイスバーンを検出する車両センサーが挙げられる。数ミリ秒以内に、この情報を他車と共有して、他の道路利用者がこの危険な状況に適切に対応できるようにする。

また、警察や緊急サービスにもpWLAN技術が導入された場合、緊急車両がどれくらいの距離で接近しているか、車両の進路などの情報を知ることができるようになる。

フォルクスワーゲンブランドのヨハネス・ネフト車体開発責任者は、「ネットワーク化された車両の助けを借りて、交通の安全性を高めていく。これを達成する最も効率的かつ重要な方法は、車車間通信技術が一貫して、そして可能な限り、多くのメーカーやパートナーによって使用されていること」と述べている。

《森脇稔》

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