5月12日から17日にかけて行われた「国際バラとガーデニングショウ」。ホンダはその会場で今夏投入予定の商品のプロトタイプ2つをお披露目した。
ひとつは野外で100ボルト家電が使えるポータブルバッテリー『リベイド E500』。最大出力は500Wで蓄電容量は300Wh。500Wのフルパワーで駆動した場合で35分、300W家電なら1時間連続で駆動できる、アウトドアを便利にしてくれるグッズだ。
このリベイドE500の面白いところは、ホンダが2010年に発売したカセットコンロガスを使う発電機「エネポ」と協調運転できること。エネポは最大電気出力が900W。パソコンなどの電子機器も使用可能な高品質な交流を発することができるのが特徴だが、900Wでは加熱用家電を使うのにちょっと出力不足ということも結構ある。実際、7年前にホンダがエネポの新商品発表を行ったときも、ティファールのケトルでは消費電力が大きすぎ、似たデザインの900W以下のケトルを用意しなおしたということもあった。
そのエネポにリベイドE500を接続すると、何と500Wのブースターになるという。合計出力は一気に1400Wに上がる。これならIH調理器具やホットプレートでも使えるものがかなり多くなる。アウトドアライフのバリエーションを豊かにするのに大いに貢献してくれそうだ。
もうひとつの新商品は、庭を自動的に芝刈りしてくれるロボット芝刈り機『ミーモ』。これは自動芝刈りの需要が高い欧州市場で販売されていた製品をあらたに国内に投入するというもの。一世を風靡したロボット掃除機「ルンバ」の芝刈り機版と思えばイメージしやすいだろう。ショウ会場のホンダブースに作られた庭を走り回って自動的に刈り払ってくれる様子はなかなか可愛らしかった。広い庭やちょっとした公園など、活躍の場は広そうだ。