平成筑豊鉄道の準急『ひかり』、今度は乗車・車掌体験イベント 5月21日

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平成筑豊鉄道の車両基地にあるキハ2004。動態保存の構想がある。
  • 平成筑豊鉄道の車両基地にあるキハ2004。動態保存の構想がある。
  • 平成筑豊鉄道(門司港レトロ観光線除く)の営業列車として現在運行されているのは全て2007年以降に導入された400・500形。写真は400形。
  • 平成筑豊鉄道(門司港レトロ観光線除く)の営業列車として現在運行されているのは全て2007年以降に導入された400・500形だ。写真は500形。

平成筑豊鉄道は5月21日、キハ2004気動車の体験乗車・車掌体験イベントを金田駅(福岡県福智町)にある車両基地で開催する。開催時間は13時から16時まで。

キハ2004は1966年、北海道の留萠鉄道が導入したキハ2000形気動車2両のうちの1両。後に茨城交通の湊線(現在のひたちなか海浜鉄道)に移って2015年に引退した。かつて九州の国鉄線で運行されていた準急『ひかり』と同じ塗装が施されていることから、九州でキハ2004の動態保存構想が浮上。翌2016年に平成筑豊鉄道の車両基地に搬入された。今年4月には一般公開イベントが行われている。

平成筑豊鉄道の発表によると、5月21日はキハ2004が車両基地内の線路約150mを往復。13時から16時にかけて計6回走る。平成筑豊鉄道の1日フリー切符「ちくまるキップ」(大人1000円・子供500円)を購入すると、6回のうち1回だけ乗車できる。

このほか、市民団体「キハ2004号を守る会」が車掌体験イベントの参加者を募集している。国鉄時代の車掌経験がある「守る会」会員が指導を行い、乗車体験列車の出発・到着時のドア開閉やブザー合図、車内放送を行うもの。参加に際しては3000円の保存活動協力金を負担する必要がある。申込みは「守る会」が電子メールで受け付けている。

《草町義和》

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