ドイツの高級車メーカー、BMWグループがすべてのラインナップに、マイルドハイブリッド技術を採用する計画を掲げていることが分かった。
これは3月21日、BMWグループがドイツで開催した年次プレスカンファレンスで明らかにしたもの。同社の取締役会のハラルド・クルーガー会長は、「2025年までに、BMWグループの全内燃機関車が、12Vおよび48Vのマイルドハイブリッドシステムを搭載する」と発表している。
12/48Vのマイルドハイブリッドシステムは、欧州の自動車メーカーが力を入れている技術。フルハイブリッドに対して、低コストで燃費向上の効果を引き出せるメリットに、欧州勢は着目している。
環境対応車の本命といわれるEVやFCVは、インフラ整備などの面から、本格的な普及は、まだ先となる見通し。BMWグループは当面は主流であり続ける内燃機関車については、マイルドハイブリッドを重視していく方針。