横浜ゴムの三重工場は、三重交通の大型電気(EV)バスのデザインリニューアルに合わせ、トラック・バス用タイヤを寄贈したと発表した。
横浜ゴムと三重交通は、ともに伊勢市が主導する「電気自動車等を活用した伊勢市低炭素社会創造協議会」に参画し、協力関係を築いている。横浜ゴムによるタイヤ寄贈は2014年、2016年に続き3回目。リニューアル車両は3月15日から運行されている。
三重交通は、2014年3月から伊勢市内乗合バス路線で大型EVバスの運行を開始。EVバスの導入は東海地方のバス会社では初、また国産大型EVバスの通年営業は全国初の取り組みとして注目を集めている。同社ではEVバスを幅広い世代に周知、浸透させるため当初からポケモンのデザイン協力を得ており、今回のリニューアルでは様々な「電気タイプ」のポケモンが外装、内装に配置された。
横浜ゴム三重工場はトラック・バス用、ライトトラック用、SUV用タイヤの専用工場。今回寄贈したのは低燃費指向オールシーズンタイヤ「ZEN 702ZE-i」で、従来品に比べころがり抵抗を18%低減させ、燃費向上を図っている。